2012年6月30日土曜日

AS Levelが終了しました。

無事にAS levelを終了し、夏期休暇に入りました。
今まで応援してくださった方ありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。
来週には日本へ一時帰国する予定ですが、その前にカーディフのウェールズ議会訪問やケンブリッジのオープンデイなどやる事がたくさんあるので、気を抜かずにがんばろうと思います。

2012年6月21日木曜日

イギリスの大学進学について

イギリスの高校生は割と速い段階から大学入試について考え始めなくてはいけません。
なぜならイギリスの高校にあたる教育課程は実質2年間しかなく、オックスブリッジなどの名門校に出願する場合、1年生のうちからパーソナルステートメント(志望理由書)などを書き始めるからです。
さてそれは僕も例外ではなく、(特にケンブリッジを希望しているので)いろいろと先生と個人面談をしたり、進学担当教官にアドバイスをもらったりし始めました。
いろいろ成績の事や実際の試験の合格の可能性などについて話し合ったのですが、先生方は「今まで留学生が難関大学を目指した前例がないが、君は成績がいいから可能性は大いにある」と言って、応援してくださる事になりました。
イギリスの入試は一年目の成績を最初に提出してそれがベースになるのですが、先生たちがそこで所見と予想される最終成績を書いてくださいます。それによって大学は有望な生徒を選び、オファーを出します。僕の政治学の先生は、「君は伸びしろがまだまだあるから、心配する事はない。所見ではそこを強調するから、今回の成績が思い通りでなくでも大丈夫だ」と励ましてくれました。
来週にはオックスブリッジを志望する生徒を対象とした説明会もあり、いよいよ入試モードに入らなくてはいけない時期が近づいてきています。

2012年6月15日金曜日

Faculty Endeavour Award 2012

今日はビッグニュースがあります。
なんと一年間で最も顕著な進歩を遂げ、優秀な成績を残した生徒に送られる賞にノミネートされたのです。家に手紙が送られてきたときは何の事かわからなくてびっくりしたのですが、学校で先生に聞いてみると、どうやら政治学の分野で一人しか選ばれない受賞者にぼくが指名された事がわかりました。
自分で言うのもなんですが、これは本当に快挙です。なぜならそもそもA levelに在籍している留学生はわずかで、その中でもほかのイギリス人の優秀な生徒と並んで賞をもらうというのは前代未聞だからです。今思い返せば、イギリスに来て最初に書いたエッセイには最低評価の「U」すらつかず、どうなるかと不安になった事もありました。しかし僕は自分の力が足りないとわかると発奮するタイプなので、負けてたまるかという気持ちでこの1年間がんばりました。その結果今ではAがとれるようり、自分でも驚いています。
7月には授賞式があり、トロフィーと祝辞が送られるそうですが、ちょうどその日がケンブリッジのオープンデイなので残念ながら行く事が出来ません。
でも僕を応援してくださっているすべての人とともにこの喜びを分かち合いたいです。

2012年6月13日水曜日

久しぶりのカレッジ

さて長いハーフタームブレークも終わり、カレッジが再開しました。
いまはもうA2に向けての準備期間みたいな感じで普通の授業ではなく、予習やKey Skillの履修を中心に勉強しています。
夏休みが終わるとほとんどの生徒は大学への出願準備を始める事となるので、夏はとても重要な時期です。例えば8月中盤にASの総合成績が出てそれが出願のときの基本成績になります。(恐ろしや恐ろしや)そして何より重要なのが大学のオープンデイです。というのはケンブリッジなどのカレッジ制度を採用している大学では、出願時にどこのカレッジに入りたいのか選ばなくてはならず、夏に見学するチャンスを逃すと実際のカレッジの様子が分からないまま出願する事になってしますからです。
なのでもし将来ケンブリッジやオックスフォードに留学したい人はぜひ直接自分の足でお気に入りのカレッジを訪問してみてください。
勉強がだんだん難しくなってきましたが(気のせいかな?)とにかく夏休みまでがんばろうと思います。

2012年6月10日日曜日

単純に見えても奥が深いイギリス英語

今日たまたま日本の高校で使っていた英単語帳をみていると、最後の方の難単語などは案外覚えていなくて驚きました。確かに日本の受験英語がカバーする語彙数は本当に覚えていれば、日常の英会話ではまず困らないレベルです。ではなぜ実際はそうはいかないのでしょうか。
英語にはたくさんのイディオムや伝統的、慣習的な言い回しがありそれらは多くの場合複数の単語からなります。それらは一見簡単な単語の集合体に見えるのですが、意味は知っていないと理解できない事の方が多いのです。では例を挙げてみましょう。
母がイギリスに行ったときに印象に残った表現として、"a whale of a time"という言い回しを教えてくれました。直訳すると「時間のクジラ?」何のこっちゃわかりませんね。でも本当は「すばらしく愉快な時間」という意味なのです。単語自体は中学1年生レベルですがこの言い回しはおそらく日本の学校では学ばないでしょう。
日本語が日々変化し毎年のように新語が創られるように、英語も生きた言語でありも字面通りではないのです。しかしそれらを全部覚えるのはとてつもなく大変な作業です。
つまり僕が言いたいのは、やはり一生勉強し続ける姿勢が大切だという事です。
では最後に問題を出します。答えは次回の投稿で発表です。
"He visits  once in a blue moon"
"You've got to the nettle if you want to succeed."

2012年6月8日金曜日

湖水地方に行ってきました

親友のアルバートと二人で休みの最後に湖水地方へ行ってきました。
湖水地方は皆さんご存知の通り、ピーターラビットの故郷であり、イギリスでも随一の風光明媚なところです。
今回は湖水地方の中でも特にウィンダミア、ケズウィック、ボウネスの三カ所を中心に回りました。まず一日目はケズウィックの街を散策した後、本格的な装備もないままキャッスリグ・ストーンサークルを目指してでこぼこ道を歩き続けました。
ストーンサークル自体はそこまで凄くなかったのですが、道中でいろんな人と出会って楽しかったです。歩き疲れた頃にちょうど移動式アイス屋さんがあって二人でアイスキャンディーを食べながら歩きました。











二日目はピーターラビットの生みの親であるビアトリクス・ポターが住んでいたヒルトップに向かいました。そこに行くにはフェリーを使わないといけないのですが、そのフェリーが凄く古くて驚きました。ヒルトップはのどかなところ、生活感が残るコテージが今も残っていました。そのあとはボウネスでビアトリクス・ポターの世界というアトラクションに行って、再現されたピーターラビットの世界観を楽しみました。









全体を通してほとんど雨だったのが残念ですが、今度行くときは一週間くらい余裕を持って楽しみたいと思います。皆さんもイギリスへ行くときはぜひ湖水地方を訪れてみてください。

2012年6月5日火曜日

ケンブリッジへのあこがれ

皆さんは白洲次郎という人物をご存知ですか。
彼は、戦後の日本を建て直した日本のオピニオンリーダー、官僚、実業家で、当時の日本を占領していたGHQに「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめた人です。
僕は彼のプリンシプルに基づいたリーダーシップに大きな尊敬の念を抱いており、いつも今の日本に必要な人物は彼のような人ではないかと思っています。
実は彼はイギリスの名門ケンブリッジのクレアカレッジを卒業しているのですが、彼は日本にいたときは教師に「傲慢で乱暴」と評されていたそうです。つまり白洲次郎が現在語り継がれる「白洲次郎」になったのはケンブリッジで過ごした9年間だったと僕は思います。
以前僕はオックスフォードで学びたいとブログに書きましたが、自分がなぜイギリスへ留学したいと思ったのかの原点を振り返るとそこにケンブリッジの存在がありました。
そしてなんと次郎が学んだクレアカレッジの紹介文を読んでいると、特に国際関係学に強いと書いてあったのです。僕は最初次郎が学んだカレッジだからという理由でサイトを見てみたのですが、自分がまさに学びたい科目が強いという事を知って「ここしかない」と心の中で思いました。
そんな訳で長々と書きましたが現在僕はケンブリッジ大学に憧れていて、7月にはオープンデイに行く予定です。
難しい事はわかっています。しかしケンブリッジにはその苦労を遥かに凌駕する価値があると思わせるような何かがあるのです。

久しぶりの晴れ日

連日雨のウェールズですが昨日は珍しく晴れでした。
そこでホストファミリーとそのおじいちゃんと一緒にジョギングに出かけました。





花はそこまで咲いていませんでしたが、芝生や木々の緑はだんだんと濃くなってきている気がします。