2012年2月3日金曜日

Mogadishuを観劇しておもったこと

今日は社会学の修行に一環として、リヴァプールのプレイハウスにMogadishuという劇を観劇しにいきました。いきなり感想を書いてもわからないと思うのでざっとあらすじを訳してみたいと思います。「リベラルで生徒思いの優秀な高校教師アマンダは、ある日学校の問題児ジェイソンがイスラム系の生徒に因縁をつけて暴力を振るおうとしていたところを発見し、止めようとしたが激高していたジェイソンによって地面に叩きつけられてしまった。それを受けて学校はジェイソンを停学処分にしようとするがアマンダはそれをかばい事はすんだかのように見えた。しかしどうした事かジェイソンはアマンダが人種差別的(ジェイソンはアフリカ系です)発言をしたあげく先に暴力を振るってきたと虚偽の証言をします。その結果アマンダは停職処分になり、娘のレベッカ(母親が働いている学校に通っています)精神的ダメージを受けてリストカットしそうになるほど追いつめられてしまう。アマンダはそれまで生徒のためと思って我慢してきたが家族のため立ち上がる事を決意し、抗議するが時既に遅し、誰も聞く耳を持たない。一方虚偽の証言をしたジェイソンの仲間たちはその話を聞いて動揺し、警察の事情聴取のときについに真実を明かしてしまう。ジェイソンは自殺未遂をし、アマンダは名誉を取り戻したものの教職をさる決意をしたのだった。」という感じのお話です。若干意訳しているのでわかりにくかったらごめんなさい。この劇のタイトルであるMogadishuはソマリアの首都でまさに今のソマリアのようなConflict(紛争)が主題の劇でした。それは階級間であったり、」民族、人種間であったりと様々ですがやはり多様性の理解の重要性と市民一人一人が社会の現状について熟考する事の重要性を改めて認識しました。一見この劇のような話は特別に見えますがそうではありません。どこでもありうる事なのです。逆に言うと、これらの事象は結局我々が作り出しているものなのです。個人の集積体が社会であるからこそ、私たちには常に思考する事が求められていると思った今日のハッピーエンドじゃない観劇でした。
でも安心してください。新しい友達たちとリヴァプールをmess aroundしてきましたから(笑)

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